E探日誌

イートローカル探検隊での日々の発見を、
隊員たちがお届けします。

ゼミナール
エマリコくにたちの裏側
2023.12.13
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12月のゼミナールは「エマリコくにたちの裏側」でした。

イートローカル探検隊を主催している「株式会社エマリコくにたち」の本業である背景流通・直売所事業の現場で起こっている「事件」を紐解きながら、

「地産地消の実現」について学び考えました。

 

 

今回はゼミナールで話題に上がった「事件」でいくつも驚きがありましたが、

個人的には「なすシシトウ事件」が心に残りました。

〇なすシシトウ事件

エマリコくにたちでは、地元の農家さんまで出向き野菜を集荷して回るというシステムを取っています。

ある夏の日、いつものように集荷して帰ってくると、

なんとなすとシシトウしか集荷することができなかったということが起きました。

地産地消とは、気候や土壌なども似ている同じ地域から野菜を集め消費することのため、どうしてもこうしたことが起きがちです。

最近では、エマリコくにたちから、各農家さんと作付計画の相談をしたりすることで、可能な限り店頭にいろいろな野菜が並べられるように工夫しているそうです。

現実問題、栽培する野菜が被らないように調整するのは農家さんだけでは難しいように感じます。

だからエマリコくにたちは、地元野菜の地産地消において重要な役割を担っているのだなと感じました。

次に、ゼミナールの中で隊員さんから挙げられた質問もたくさんあったので、いくつか紹介していきます。

Q1.どうやって取り引きする農家さんを見つけている?

紹介やイベントでのつながりが多い。

畑のあるところを歩いて探し回るわけではないそうです。

農家さん同士の横の繋がりも強いからこそ、既に知り合いの農家さんから紹介してもらえることが多いということですね。

Q2.地産地消がうまく出来ているのはなぜか?

→集荷の効率も考えて、集荷エリアも決めているから

Q3.農家さんにとってしゅんかしゅんか(エマリコくにたちが経営する直売所)で売ってもらうメリットは?

→出荷した野菜に対するフィードバックや集荷に来てくれること。

集荷に来てくれることで生産活動に集中できたり、より良い野菜を作るための相談に乗ってくれたり、

はたまた集荷に来てくれるスタッフと楽しく世間話をできたり

エマリコくにたちでは農家さんを全面的にサポートしてくれるので、なんだか安心できますね。

また個人的には、店頭に立つ販売スタッフの方も皆さん優しくて野菜の食べ方のオススメなども教えてくれるので、

しゅんかしゅんかへ定期的に行きたくなってしまいます。

今回のゼミナールを通して、地産地消を掲げた直売所事業を継続することの難しさを実感しました。

作ってほしい野菜を農家さんに作ってもらったり、農家さんがより良い野菜を作るためにフィードバックをしたりと、

農家さんとエマリコくにたちが互いに協力し合うことで「地産地消」が成り立っていることが学べました!

ゼミナールのあとはみんなでプチ忘年会

エマリコくにたちが経営する「くにたち村酒場」の美味しいお酒と地元野菜料理で、

イートローカル探検隊の2023年を締めくくりました。

インターン生
石坂 翼

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