E探日誌

イートローカル探検隊での日々の発見を、
隊員たちがお届けします。

探検
小笠原探検 島想食堂
2024.6.21
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今回のテーマは「小笠原探検」ということで、立川駅南口から徒歩で10分弱のところにある「島想食堂」にお邪魔しました!

「島想食堂」とは小笠原の郷土料理はもちろんのこと、島から取り寄せた特産品やクラフト雑貨など購入でき、小笠原にいった気分になれる場所です!

 

今回はそのような場所で、幼少期を小笠原で過ごした店主の中西さんによる「自然・歴史・食」についてお話をお伺いしました。

 

みなさまもご存じのとおり2011年に世界自然遺産に登録されました。東京からの距離は約1000㌔あり、船で24時間かかります。また最短でも行って帰ってくるのに6日間はかかるそうです。

そんな遠く離れた小笠原諸島は一度も大陸と陸続きになったことがなく、動植物が独自の進化をしているそうで、中西さん曰く、本土で見るカタツムリと島で見るものでは異なった形をしているとのこと!他にもたくさんの独自の動植物が生息しており、海のイメージが強いですが陸地を回るトレッキングツアーもおすすめとおしゃっていました。

他にもイルカと一緒に泳げるドルフィンスイミングが一年中楽しむことができるほか、ホエールウォッチングやパラセーリングなどやはり小笠原といえば海といったアクティビティもたくさんあるそうです。

すぐにでも小笠原諸島に行きたくなるようなお話ばかりでした!

 

続いては歴史です!

小笠原諸島は自然だけではなく歴史も奥が深い場所でした。

現在、小笠原諸島(小笠原村)は東京都の一部となっていますが、小笠原諸島は最初日本人でなく、アメリカ人などによって開拓されました。その後江戸時代から明治時代にかけて日本人が開拓し領土となりました。しかし太平洋戦争が起こりアメリカの領土になりますが1968年に日本に返還され今に至ります。

そんな小笠原では英語や日本語などが混じっており代表的な例では「またね」は英語の”see you again”を直訳した「また見るよ」や「前に進んでは」英語の”go ahead”から「ごーへー」と言うなどとても興味深いものでした。

 

そして最後は食です!

小笠原の郷土料理についてみなさまはどのようなイメージを持たれているでしょうか?私は提供されるまで想像がつかず、どんな料理がくるのかすこしドキドキしていました。

今回提供された郷土料理を一部紹介します!

●グァバうどん(右下)
南国で栽培されている果物のグァバの葉がうどんに練りこまれておりさっぱりとした味わいでした。さらに付属の特性島ラー油との相性がとてもよく、暑い夏にはぴったりの料理でした!
●ダンプレン(左上)
小笠原の郷土料理のひとつで、洋風のワンタンスープのような料理です。
ダンプレンは英語のダンプリング”が訛って、今の名前になったと言われています。

●ピーマカ(右上)
トマトや玉ねぎと魚を和えたマリネに近い料理で、これもまた英語の“ビネガー”が訛ったと言われています。

店主の中西さんの話には引き込まれるものがあり、多くの隊員の方たちがメモを取りながらお話を聞いているのがとても印象的でした。

 

小笠原は気軽に行ける場所ではないですが、小笠原の雰囲気や郷土料理を味わいたい方や店主の中西さんの小笠原話を聞きたい方は是非訪ねてみてください。

E探スタッフ 菅井

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