今回は、ゲスト講師にこびと農園の鈴木茜さんをお迎えして「新規就農ってなんだ」ゼミナールを開催。4名のE探体験生も含めて総勢16名での「探検」となりました。
- こびと農園とは?
武蔵野市と小金井市の畑で新規就農し、農作物の生産はもちろんのこと、農福連携などにも力をいれている新進気鋭の農家さんです。
(鈴木茜さんのノートがかなり面白いです。
おススメ。ぜひご一読ください♪)
- 学ぶ準備
エマリコくにたち菱沼社長より「新規就農の基礎知識」を教えてもらいました。
「食べることファースト」になりがちな私にとっては、とてもよい刺激となりました!
(日頃からもっと勉強しよう笑)。
例えば、農業を始めるにあたりある程度まとまった「生活資金」が必要。
なぜでしょうか?(答えは、最下段に書いておきますね♪)
その他にも、確かに・・・という内容が多数。
- 鈴木茜さん登壇
基礎知識を入れたところでいよいよ鈴木茜さん登壇。
とにかく活動がアグレッシブで面白い。
どんどん引き込まれていきます。
鈴木さんが農業をはじめたきっかけや、
なぜ生産以外にいろいろ活動しているのか?
今後の展望などすべての話が興味深かったのですが、
特に「生産緑地」の貸借問題については考えさせられました。
要点をまとめると、、、
・(理想的な)土地と出会い、借りるまでに苦労することが多々ある。
・借りることのできた土地も、契約条件よっては、「急に返さなくてはなくなる」ことがある。
うーんこれはとても難しい問題である。特に二つ目の問題は、借りる方にとってビジネスとして考えた時にこの上なくリスクだなと思いました。ただ貸す方の立場に立ってみれば、確かに・・・という部分も理解できました。
東京の都市農業には、農作物の生産という役割以外に、住民の生活に大きく貢献できる可能性がたくさんつまっています。だからこそ、この2018年にはじまった生産緑地を借りることのできる制度を、貸す方も借りる方も「慣れながら」、よくコミュニケーションをとってより使いやすくしていってほしいと切に願います。
そして、微力ではありますが、こびと農園の鈴木さんのような様々なリスクと向き合いながらも、真摯に農業に取り組んでいる農家さんを「援農」などを通して応援していきたいと改めて思いました。
- 最後はもちろん・・・
最後は、私が得意な笑、こびと農園さんの野菜がつかわれた食事会。
みんなで学び、考え、そして食べて語らう。背景がわかると、顔がみえると、よりおいしくなる不思議。こういう幸せを積み重ねていきたい!とつよく感じた一日でした。
※答えは:農業は、農作物の生産を始めてから、収入がはいるまでの時間がかかるため。
【一緒に地元の食の世界を探検しませんか?】
イートローカル探検隊では、主に多摩地域の「おいしい」を学び・探し・楽しむ仲間を募集中です!
体験イベントも随時開催しますので、是非一度体験しに来てくださいね♪
ライター:本多 航